エルデンリング プレイ日記(6)【巨人は荒野をゆく】 

 

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エルデンリングのプレイ日記、第6回です。


 今回は珍しく、望遠鏡と遊んだり、しゃべるおサルを助けたり、巨人に踏んづけられたりと忙しかったです。
 長いです。長くったって薄味です。
 無遠慮にネタバレしまくっていますので、気になる方は回れ右でお願い致します。
 ただし、あえてところどころの詳細は控えておりますのであしからず。
それでは。

 

 

 

 
◆センパイって呼んでもいいですか

 

 

 序盤ですが、かなりの数の下僕が集まりました。

 

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 みんな勝気なので、先頭目指して我先にと追ってきます。かわいいですね。


 まだ私のレベルが低いせいでしょうか、今はまだ言うことを聞いてくれないというか集団で殴りかかってくるのですが、成長した暁には皆でデミゴッドの皆さんをタコ殴りです。なにせ王様ですからね、私。楽しみです。

 

 

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 除草と清掃はされているようです。たいへんよろしい。

 

 今はまだろくに言うことを聞かない下僕どもを泣く泣く粛正して廃墟を散策しておりますと、見るからに怪しい地下への入り口を発見しました。
 3S(「整理」「整頓」「清掃」)ができているか抜き打ちチェックです。

 

 

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 危険物はしっかり収納されていました。たいへんよろしい。

 

 

 ただものではない小刀を手に入れました。武器に戦技をつけ外しすることができるようになる便利道具だそうです。

 戦技を扱うには「戦灰(いくさはい)」(せんぱいじゃないよ)というアイテムが必要です。これまでにも道中で拾ったり、敵から入手したこともあったので、きっと動画投稿サイト等での「最強情報」合戦は必至ですね。私は探索の楽しみを失いたくないので、取りこぼしもまた運命と思いぼちぼちやってまいります。

 

 ちなみにこの戦技と戦灰のチュートリアルにはミスリードがあります。

 

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 「古い戦技は失われる」

 

 ↑こちらです。

 

 戦灰は、かつてのポケモンわざマシンのような使い捨てではありません。

 新たな戦技を設定すると、確かに装備から古い戦技は失われますが、武器から失われた戦技は戦灰として手元に返ってきます。

 そして、返ってきた戦灰は、何度でも使用可能です。ただし、戦灰は設定した装備と1対1で紐付けされ、他の装備と戦技を共有させる事はできません。

 気に入った戦技を気に入った装備の全てに着けることはできませんが、安心して自分好みの戦技を探すことができます。

 ちなみに私はすっかり勘違いをしてしまい、ずいぶんと長い間もったいぶって戦灰の説明を眺めるだけの時間を過ごしました。

 取り返しのつかない要素が多すぎる時代を過ごした世代なので仕方がないのです。

 

 
◆たとえ何も見えなくとも、覗いてみたいものなのです

 

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 さあ、念願のお馬「トレント」様から騎乗の御赦しを賜りまして、快適な探索がはじまりました。

 とても広大な狭間の大地ですが、トレント様にさえ乗っていれば程よい間隔で気になるオブジェクトや地形の変化が現れるので、移動を面倒に感じることはありませんでした。

 こまかい点ですが、光る頭骨を踏んで割ることができるのは地味に便利でした。剣で壊すのにはちょっとコツが必要で面倒だったんです、アレ。

 前回手に入れた地図を参考に、東方面の探索へ向かいます。


 さあ! 私の戦いはこれからd


 ん?

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 んんん?

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 すごー!!

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 どういう仕組みかわかりませんが、望遠鏡の辺りの上空から、辺りをぐるっと俯瞰で眺めることができます。

 仕組みなど考えてはいけません。

 こういう極端なデザインの要素は、そういうものとして受け入れば良いのです。
 これはゲームです。リアリズムの過度の追及は、創作との健全なお付き合いに支障を来しますので気を付けましょう。

 

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 天気の悪さよ

 かなり広い範囲を見渡せているようですが、手元の地図との相関がいまいちつかめません。あくまで装飾やおもちゃの類だと思えば良いですね。

 神々の視点で卑小な民草を眺める愉悦に浸りたい人は是非。

 展望台の1コインで見れる据え付けの双眼鏡を思い出します。100円であの短時間はなかなか強気だと思います。あと、妙に重くて取り回ししづらい。

 もちろん、こちらの望遠鏡は時間無制限です。

 

 

 


 その近くでは山羊さんの小さな群れがおりましたので、屠りじゃなくてふれあうために近づいたところ

 

 

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 あんた、とは失敬な

 

 

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 まるで姿が見えません。

 透明なのか、極端に小さいのか、草木の姿なのか、果たして。

 

 

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 うっとうしいこと言い出してきた

 

 卑屈な言い方になってきました。このまま立ち去るのも寝覚めが悪いので必死に探し回ったところ

 

 

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 オシャレな帽子をひっかけた気弱なおサルが現れました。しかしなんだかくたびれた様子です。

 バッチリオシャレして渋谷に繰り出した地方出身の大学デビュー少年が都会の洗礼を受けて打ちのめされて落ち込んでいるようです。

 

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 聞けば、人のマネをして服や帽子を仕立てて楽しんでいたのですが、仲間から鬱陶しがられてボッコボコにされ+身ぐるみ剥がされ+魔法で木に姿を変えられ+住処を追い出されてしまったそうです。
 渋谷の大学生より悲惨でなんだか申し訳ないです。

 

 しかしそのような悪逆非道、いずれこの地の王となる私としては見過ごすことなどできません。必ずや私が成敗いたしましょう。

 きっと何かくれるでしょうし。

 そういう世代なので、海岸を白馬で駆るマツケンが頭によぎりました。
 世界ふしぎ発見マツケン が週末の楽しみでしたね。

 

 

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 ぬくもりを感じられそう

 

 なけなしのキノコを頂いてゲンナリしてからおサルに別れを告げ、さきほどの神々の視点でも見えた橋へと向かいます。
 達者に暮らすがよい。

 

 

 ・・・・・。

 

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 NPCのお手本のようなコメント。

 わかったよ、私が行けばいいんでしょう

 

 

◆苦役というにもほどがある  

 

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 余は不愉快である

 

 目的の橋は人の身丈ほどもある剣を担いだ騎馬兵士が守っていましたが、もちろん、このトレント様と私の敵ではありません。

 未来の王にふさわしく、すれ違いざまに切り付けること数回、期待していた得物が手に入れることができず、王様がっかりです。
 

 

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 おとうさん、こんなとこで寝ちゃダメだよ

 

 さらにしばらく進み、道端で酔いつぶれて寝ている人を介抱していると、平べったくて大きな人達が台車を引いてこちらへ向かってくるではないですか。
 私の住む北関東周辺では秋頃によく見られる光景ですのでそれ自体にはたいした驚きはありませんが、鎖で台車と繋げた巨大な杭を胸元に突き刺して引っ張るとう斬新なスタイルにはたいへん驚きました。

 なんというか、痛くないのでしょうか。

 

 

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 しかもこのお二方、胸から腹にかけては、まるで巨大なアイスディッシャーで抉り取ったような状態で、そこに杭が突き刺さった二重に痛いビジュアルです。骨格からして人間のそれと同じとはいえませんが、構造そのものが違う生物なのでしょうか。

 生きてるってなんだろう?

 

 襲ってくる様子も無いので、宝箱を探しに台車の後ろへ回り込みます。近づいても攻撃をしてくるわけでもなく、立ち止まってただじっと見つめてきます。これはあれでしょうか、未来の王としての威厳が彼らを委縮させてしまっているのでしょうか。

 だとしたら申し訳ないことです。できれば、風通しの良い国家にしたい所存です。

 

 

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 アックスじゃないよ、アクスだよ

 

 

 宝箱にはグレートアクス。非常に重たいので、かなり筋力に寄せた育成をしない限りは、両手持ちでやっとまともに扱えるような代物です。

 

 

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 まるで干からびた肉のよう。

 

 この巨体、いったいどのように保っているのでしょうか。体のところどころには、植物の蔦のような繊維状の組織が絡まりあっている様子も見えます。骨格も人間のそれに似ているようですが同じとは言い難い歪さがあり、内臓のようなものも見えないので、根本的な概念がまったく違うのかもしれません。

 

 それにしても、こう、無防備に背中を見せられると、なんだかかわいらしくも見えてきませんか。

 小さい子供が、一生懸命に一人で遊んでいる背中を見ていると、ついついちょっかいを出したくなること、ありません?

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ごめんごめんごめんごめんなさい

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 背景の黄金樹がすてき


 足も鎖でつながれていますので、どうせ追ってもこれないだろうと思い、足元でちょろちょろと嫌がらせをしていましたら、鎖を引きちぎって追っかけてきました。

 まさにブチギレ。なんちゃって。

 

 どれぐらいルーンをもらえるのか気になりましたし。

 


 ぬおおおお

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 巨体に見合った大きなストライドで一気に距離を詰めてくる

 


 ゆるせー!

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  強攻撃を重ねるとダウンから致命も狙える。

  が、とっても痛々しい。

 


 非常に体力が多いので時間はかかかりましたが、攻撃が大振りなので冷静に対処すれば全く問題ありませんでした。

 ただ、モーションに入ってからの追従とディレイがしつこい(プレイヤーの動きにしっかり合わせてくる)ので、トレントに騎乗して脚元を駆け回り、攻撃を誘発しながらのヒットアンドアウェイにより非常に安定したダメージを与えられました。


 しかしやはり気になるのは、これだけの力があるのに、なぜ奴隷のように使役されているのかということ。先程、植物のツタのような部位が見える、と申しましたが、よく見ると体全体の質感や部位ごとの連なりの様子が、まるで樹木を継ぎ接ぎして成り立っているようにも見えます。

 もしかしたら、植物に近い物質で作られ、魔術などの力で動いている傀儡なのかもしれません。植物を基にしたものは知りませんが、神話でいうところのゴーレムのようなものでしょうか。

 しかし、鎖による拘束は反抗の可能性を意味し、私からの危害に対しては、その鎖を壊して抵抗を行っています。

 運んでいる荷物を奪う行為には何ら反応せず、しかし自らへの危害には抵抗をする。言い換えれば、与えられた(または遂行できる)役はあくまで輸送のみであって、しかし自我は抑制されていない。

 だとすれば、自我のはじまりから従う事を調教されている家畜のようなものと考えるのが自然でしょうか。造られたものかそうでないのかは、今は未だわかりませんが。

 

 

 というわけで本日はここまで。

 いろいろありましたが、終始地味でした。

 というかしばらくこんな調子です。

 そう、実際そういうゲームです、エルデンリング。

 案外、地味。

 だがそれが良い。

 

 

 

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