エルデンリング プレイ日記(15)【裏道さんぽ】
エルデンリングプレイ日記、第15回です。
今回は、でっかいちゃぶ台を見つけました。
ポジティブにネタバレを続けておりますので、気になる方は回れ右でお願い致します。
それでは。
おおう、おおう。
前回、ついにストームヴィル城に見えたわけですが、それからなんやかんやありまして、
だいぶ無茶しているおばあさんに出会いました。
腰が曲がっているというより腰が腰であることを忘れている段階です。
それと、つぶらすぎる瞳が、頭にめりこんでいるようです。
かわいらしいですね。
おそらくご家族の方が心配されていることでしょう。まずは声掛けです。
一刻も早くストームヴィル城に赴きたいところですが、次なる王として、迷える民草を捨て置くことなどできません。
決して、ボス戦にビビッて放蕩しているわけではありません。断じて。
顔でかい。
話しかけると、唐突に「指を見せろ」と仰ります。そのまま食いつかれそうですが差し出してみましょう。
おばあちゃん、それ、かりんとうやない、わしの人差し指や。
そういえば小学生の頃、近所の商店街で、昼間から酔っぱらっているおじいさんに絡まれたことがありました。
予てより酔っぱらいというものに何一つ期待をしていなかった私は、当たり障りのない受け答えに終始しつつ、行き交う大人たちが誰一人助けてくれない現実に落胆し、最後に自分を救えるのは自分なのだ、という教訓を得ました。
ありがとう、おじいさん。
ところで、ああいうおじいさんたちは、どこであの帽子を手に入れているのでしょうか。
みなさん気味が悪いくらい似たり寄ったりなので、各自治体で配布でもしているのでしょうか。あの、鷲が書かれた群青色のやつとか。
すみません、なんでもありません。
おばあさん曰く、
「黄金の麓」「レアルカリア」「輝石の夜」「大昇降機」「半月を合わせる」
これらがキーワードのようです。
黄金の麓、これをメリナが目指す場所と同じと捉えると、メリナの使命と、褪せ人の宿命に、何らかの関連が窺えます。
レアルカリアは地名として、輝石の夜、大昇降機、これらの関連が今は全くわかりません。
輝石と、夜。言葉通りとは考え難いので、あるメタファを含んでいるとしても、それを推察する情報が少ない今は、それぞれの単語を今後の展開の中で見落とさないように気を付けましょう。
次いで、大昇降機。これがまさに字の如くであれば、それが運ぶものは、そして向かう先は何処なのでしょう。文脈からして移動手段ではあるようですが、向かう先が上なのか、下なのか、はたまた全く違う概念としての移動をもたらすものなのか、初搭乗が楽しみです。
そして「半月を合わせる」とは。儀式の作法を示しているようにも思えますが、半月が何を意味するかが不明です。道具か、行動か、そのどちらでもない何か。少なくとも、何らかの行動を褪せ人の意思で行う必要があるようです。
また、それによって何が起きるのかについては、おばあさんは何も教えてくれませんでした。褪せ人の目的=王となる、ことと、果たして繋がるか否かも、今はわかりません。
総じて、
おばあさんの話、ざっくりしすぎでよくわかりませんでした。
あとは同じ言葉を繰り返すばかりなので、おばあさんとはここでお別れです。
円卓
炙っとく?
肩甲骨の間から、バーナーの炎が噴き出ている仏様がいらっしゃいました。
斬 新 。
おばあさんと別れて進んだ先は、橋が崩れてしまっていました。
しかし、その崩れた先の足場が崖に向かって続いております。
誘ってる
裏道といったところでしょうか。これまでのような、整備された明確な「道」という印象とは違います。これは、行かない手はありません。
今作はジャンプのアクションがあるのですが、思っていた以上に能動的に利用する場面が見受けられます。
また、ジャンプができる、という安心感も相まって、過去作では感じ得なかった探索の楽しみが、ただのソウルライクでは収まらない存在感を際立たせております。
まさに断崖、極端に狭くはありませんが、トレントさんで気持ちよく走っていると、何かの拍子で道を踏み外してしまいそうです。
人間なんて、堕ちるときは一瞬ですから。皆様、お気をつけください。
途中、狼の集団と遭遇しましたが、みなさんよく寝ていらっしゃったので、トレントさんの健脚で一気に駆け抜けます。アディオス、アミーゴス。
そして、視界が開けると、
おや?
おんやぁ?
あらら、まあ。
どうやら、ストームヴィル城をぐるっと回り込み、裏手に出てしまったようです。
これには驚きました。
よもや、ボスを下さずして居城を過ぎることができるとは。
高速自動車道の路線網よろしく、一応の選択肢はあってもチェックポイントを無視しての移動はできなかった過去作に対し、今作の「オープンフィールド」という姿勢は徹底していたようです。おみそれしました。
そして、近場に祝福がありましたので、一旦休憩です。
しかし何でしょう、この優越感を伴った高揚感は。
あれは小学生の頃、初代スーパーマリオで、さも当然のようにクッパ城の天井を走ってショートカット部屋へと向かう様子を、何も知らない友人にさも当然といった表情で見せつけている時にも覚えたこの感情。
小者は幾つになっても小者、ということですね。
へへっ。
久しぶりすぎて誰だっけこの人状態
自己嫌悪でがっくりうなだれておりますと、久しぶりのメリナさん登場です。
それにしても此の方、何度となく祝福で休憩をはさんでおりますが、全く姿を現しません。黄金樹の麓まで、絶対に姿を現さないのではと本気で心配していましたので、ちょっと安心しました。
はい?
” 本当に、エルデンリングに見えんとするのか
そのために、戦い続け、進み続ける人なのか
でも、杞憂だった
トレントは、最初から貴方を信じていたのに
・・・私は不実だった ”
突然の謝罪に面食らってしまいました。
どうやら、これまでは本契約前の試用期間だったようです。
初対面では人となりまではわかっても、仕事の出来不出来まではわかりませんから、先ずは疑うという点は何ら問題ありません。
しかし、です。
そこを不実と嘆くより、一回会ったきりで姿も見せてくれない不実を猛省すべきだと私は訴えたい。
めっちゃ便利なアッシーを押し付け、おもむろに手を握り、褪せ人の孤独に付け入り、寂しい心を掻き乱した挙句、それきり姿を現さない、これ以上の不実があるでしょうか。
いや、このように人の心を弄ぶ行為は、もはや不実などという言葉では著せぬ罪です。
平易な言葉を並べた謝罪など、たとえ形だけでも受け入れることなどできるはずがありません。
・・・。
しょうがないなあ。
円卓がどうとかなんとか言っていた気もしますが、このような誠意ある謝罪は、しっかり受け止めるのが人の道というものです。
人は過ちを犯すものです。それを理解した上で、より良い未来を築ければそれで良いのです。忌むべきは、その過ちすら命題とすることで、己が欲望を至上の利益とせんとする浅ましい心です。
って
なんですか、ここ。
御託を並べていると、しゅっわわわーと移動しておりました。
円卓、という名の通り円卓を中心に据えた大きな部屋です。壁や装飾を見る限り、どこぞの民家というわけではなさそうです。頑丈な砦や、はたまた城か、といった雰囲気です。
そういえば先ほど、メリナさんが「円卓に導く」とかなんとか仰っていたような気がします。
なるほど、試用期間を終えると晴れてこの円卓=本社の敷居を跨ぐことが許されるということですね。
ってやっぱりメリナさん居ないし。
ということで、巨大な祝福を背中に戴きながら今回はここまで。
順調に正規ルートから外れている気もしますが、これもノーヒントで駆け回る初見の醍醐味というやつです。
次回は、流行りの異世界転生でビビり倒します。
それでは、また。
本日のYOUDIED : 二重三重の安全対策に努めて0回
本日のまとめ : 円卓に上座とかあるのでしょうか。