エルデンリング プレイ日記(3) 【いつかそのお面剝ぎ取って差し上げます】

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エルデンリングのプレイ日記、第3回です。

今回は、苦手な人との付き合い方と、お買い得品の御紹介です。

プラットフォームはPlaystation5

ネタバレ全開なので、気になる方は回れ右でお願いいたします。

 

 

 前回、晴れて挟間の大地を踏みしめることができましたエルデンリング。良い意味で長かったです。時間だけ見れば数十分のチュートリアルだったのですが、新要素やこれまでとの違いの発見がとても楽しくて、駆け出しでこんなにも濃密な体験ができるとは思っていませんでした。

 

 ということで、このリムグレイブの地から、ようやっと王への旅の本格的な始まりです。

 

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・この解放感!だが息苦しいという矛盾。

 

 やはりこの独特の色彩から、無言の圧力を感じます。色彩に溢れた美しい景色なのですが、祝福を失い、まさに色褪せてしまった褪せ人は、とても歓迎されているとは言い難い光景です。

 

 

白面のヴァレー

 

 とはいえ先に進まないことには何も始まらないので、まずは最初の祝福の傍らに佇む住人?の方にお声がけいたします。ふつうなら関わり合いになりたくない雰囲気なのですが、この状況で無視はできないので、挨拶をしておきましょう。

 こんにちは。

 

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・はい。何を隠そう、王様候補です。(ドヤ)

 

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・えぇー、、、

 

 とっても辛辣。

 なにもそこまで、というぐらい直球で煽ってきました。ここから出てくる人、全員に言っているのでしょうか。

 どうやら褪せ人にとって「巫女」という存在が重要のようです。端的には、褪せ人に力を与える存在であり、それを持たない私はYOUDIEDするしかないと言います。

 彼の話は続きます。

 

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・なんだか雲行きが怪しい

 

 

f:id:mugionomayuge:20220310222138j:plain・でたーっ

 

 

 落として掬う、典型的な詐欺のパターンです。ヤ〇クザの脅し役となだめ役みたいな古典的な手法です。これ、ちょっと気の弱い人ならイチコロだそうです。少し考えればわかりそうなものですが、状況にのまれてしまうそうです。不思議なものですね。

 

 兎に角、このヴァレー(怒)曰く、祝福の導きが見えるのならそれに従って進みなさいよ、どうせあそこのお城に行くんだろうけどね、どうせダメだろうけどね、と、最後まで煽り倒してきました。

 とはいえ、この先もどうせこんな人たちばっかりなので、あまり気にしないで、重要なワードだけ押さえておきます。ストームヴィル城、デミゴッド、ゴドリック、円卓。まずはこれらの知見を深めることが必要なようです。

 それにしてもこのヴァレー(怒)、「私知ってるんで」みたいな雰囲気を隠すつもりもないあたり、この先も絡まれる感じなのでしょう。厄介な誓約や派閥とも関係がありそうです。(どうせ敵対系のやつ)(ろくなもんじゃない)
 一週目はオフ専と決めていますし、侵入とかの敵対プレイが苦手なので、深入りはしたくないのですが、イベントは見たいしというジレンマ。

 

 

 

 とりあえず言いたいことは言い切ったようなので、殴りかかりたい衝動を抑えつつ、祝福のご休憩メニューから、キャラメイクの際に選んだ黄金の種子を使って回復薬の使用回数を増やします。

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・まったくどういう理屈で回数が増えるのやら、ねえ

 

 ガブガブは多ければ多いほうが良いです。勝てば良いのです、勝てば。

 

 

 そこからは、メインルートと思しき道にはあからさまにヤル気まんまんなでっかいのが歩いていたので、素材集めを兼ねながら遠回りで次の目的地を探します。見える範囲に、教会のような尖塔が見えたので、まずはそこを目指しますことにします。

 

 

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・月?でしょうか。大きいです。

 もちろんここが地球である必要はありませんからね。

 

 

 道中、鳥やら山羊やらリスやらから骨を集めておりますと、怪しく光る頭骨を発見。

 

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・地味だがすごく美味しい

 

 

 これが序盤ではなかなk美味しい代物で、表記こそ【1】ですが、200ルーンをノーリスクで入手できます。この先の兵隊さんでもせいぜい1人60前後のルーンなので、そこらじゅうに落っこちてはいませんが、なんとなく散策していれば10ケ程度は手に入るほどには散らばっていますので、面倒でも見かけた都度手に入れておくと、買い物などで「ちょっと足りない!」というときに非常に助かります。

 

 

エレの教会

 

 そんなこんなでぐるっと回って辿り着きましたるは、エレの教会(だそうです。エレってなんだろう。)。当然、と言って差し支えないと思いますが、廃墟です。廃墟なのですが、

 

 

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・傷つけられたこともあるのでしょう

 

 幸の薄そうなサンタさんがいました。
 聞けば流浪の商人さんだそうです。言い回しからすると、同じような人が他にもいらっしゃるようです。オススメを教えてくれるそうなので尋ねたところ、ツール鞄を推してきました。
 ツール鞄って???

 

f:id:mugionomayuge:20220310223033j:plain・私のオススメ3点

 


 いろいろな素材を使って、有用なアイテムを作ることができるようになる便利グッズだそうです。こんなところにもDIYブームが浸透していたのですね。テレレッテッテ!まだ作っちゃう?
 関連するものとして、火炎玉などの投擲系のアイテムを詰め込むための「ヒビ壺」

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・ギャーッ!

 

 使えば当然割れちゃいますが、そこは祝福の力で何度でもご利用頂けます。とはいえ、ここで買える数は3個だけ、ということは、昔のように何十個も持ち歩くことは難しそうです。さらに、投擲系がすべて同じヒビ壺での運用となれば、中身の種類が増えるとその取捨選択も必要になりそうです。なるほど、素材さえあれば作り放題投げ放題になってしまうので、このシステムに納得です。

 

 そして絶対に外せないのが、「遠眼鏡」

 大きな声でもう一回。 「遠眼鏡」

 

 シリーズでも定番アイテムでしたが、今作での活躍っぷりは過去最高です。
 個人的には、今作での必須アイテム大本命だと思っています。

 これまでのシリーズでは、開けた場面の探索が少なかったこともあり、攻略の上での利用方法といえば、やや特殊な使い方を除けば、ルート上に危険が無いか様子をなんとなく探ってみたりする程度で、あとはNPCの御尊顔を拝み終わってしまえば、あまり用途の無い道具でした。

 

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・Demon's Souls では単眼の望遠鏡でした。

 

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・DARKSOULS2では武器扱いで、両手持ちもできました。

 DARKSOULS3では道具扱いで、出し入れの動作が緩慢になりました。

 

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・そうですね。2はほかにも独特の感性をまとった作品でした。

 

 

 

遠眼鏡

 

 ところが今作はオープンフィールド。決められたルートはありません。即ち、広い大地の中から、自らの向かう先を自ら探し、選び取る必要があるということです。
 しばらく歩けばわかるのですが、提示されるルートは初めから膨大です。街道跡らしきものから獣道など、おおまかなルートの提示はありますが、勿論その道に従わずに大きく外れて進むことも可能です。むしろ、そうすることで初めて予期せぬ発見の多くを見つけることになるでしょう。また、極端な高低差での分断こそありますが、決して窮屈さを感じさせる境界線では無く、探索できる地域は広大です。

 

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・この見える景色ほぼすべての場所へ立ち入れます。

 

f:id:mugionomayuge:20220310223411j:plain・まさかあの場所の中に足を踏み入れる日が来るとは

 

 

 あの光はなんだろう、あの祝福にはどのように向かえばいいのだろう、道中に敵はいないだろうか、あの敵は今の実力で対処できるのだろうか。

 ちょっとした観察だけでも、そのような様々な選択肢が提示されます。そして、その中から自分だけの最適解を作りあげなければなりません。敵の背後を進んで大きく迂回するも良し、堂々と戦いを挑み、ルーンの糧を得ながら突き進むも良し。きっとその答えはまさに十人十色。至る結末は同じだとしても、その過程が全く同じ人はいないのではないでしょうか。
 
 そうした選択肢の取捨選択の助けとなるのが、遠眼鏡です。三人称視点でもある程度の情報収集は可能です。ですが、遠眼鏡を利用することでその情報量をさらに増やすことが可能になります。ズームの倍率も無段階調整(無限という意味ではありません)可能で、かなり遠い位置の詳細を知ることが可能です。敵の人数、動き、向き、収集物、そこに至るルート等、想定していなかった選択肢を得ることも少なくありません。三人称では知り得なかった+αの情報が、ルーンの喪失を回避する機運を、その道を示してくれるはずです。

 たとえば、最序盤の難敵ツリーガード。遠眼鏡を購入できるエレの教会の目の前を周遊しています。非戦闘時の動きは緩慢で、その大きさ故に移動ルートも判りやすいので、こちらを観察してみます。

 

 

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・のっしのっし

 

 

 いかめしい黄金色の装具が、この世界における強者の理を強く主張しています。
 馬はきっと、黒王号です。間違いないです。近づくと踏みつぶされますので気を付けましょう。
 この時点で、ある程度の予想ができます。大盾もセットで大型のハルバードを片手で担ぐ丹力は、尋常ではないことが容易に想像できます。きっと初期ステータスではひとたまりもないでしょう。ワンパン必至です。
 こちらに向かって歩いてきますので、もうしばらく観察を続けましょう。

 

 

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・画になります。

 

 

 ここまで来るとよくわかりますね。


 そう、かっこいいんです。とっても、かっこいいんです。
 このかっこよさを知ることが出来るのが、遠眼鏡なのです。戦闘状態で装飾を隅々まで観察できる人は極めて少数でしょう。また、このような巨躯を持つ敵は、小型のそれとは異なり、倒すと体が霧散してしまうことが常ですので、あとでじっくりと観察ができないのです。
 ですが、あなたはそのためにするべきことを、もう御存知のはずです。


 そう、選択肢は一つです。遠眼鏡です。

 

 これで御理解頂けたかと思います。
 もしもあなたが、攻撃はできない、回復もできない、ただ遠くを見ることしかできないこの道具を手放した時、それはあなたがこの世界を楽しむ手段の一つを放棄した時であるということを。

 しかし、気をつけなければいけないことがあります。遠眼鏡を正しく扱うには非常に繊細な操作が必要になる為、遠眼鏡を使用している間は完全に無防備な状態になります。この倍率で全く手ブレがないのですから、その集中力たるや歴戦のスナイパーよろしくといったところでしょう。当然、周囲に敵がいれば袋叩きにあうだけです。十分に安全を確保してから、遠眼鏡を取り出すようにしましょう。


 さらに、しまう動作にも若干のタイムラグが発生する為、遠眼鏡からすぐに次の動作へ移ることはできない、ということを覚えておかなければなりません。もしも、敵が自分に向かってきているとに気がづいてから、慌てて遠眼鏡をしまったとしても、さらに不運にもそれが移動速度の速い(たとえば騎馬兵などの)敵だとしたら、あなたにできることといえばきっと、もつれる足で無様に逃げ出すことぐらいでしょう。

 

 

 

 

 

 


こんなふうにね。

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本日のYOUDIED : 遠眼鏡が楽しすぎて=1回
本日のまとめ: 御利用は計画的に。